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【館長ブログ】施設管理と人の命の重さ

韓国で、旅客船の転覆事故や地下鉄の衝突事故が続き、多くの死傷者が出て、韓国民が悲しみと憤りに暮れています。日本国民もお悔みと同時に管理運営の在り方について、複雑な気持ちで検証の成り行きを注視しているところです。
それにしても、船長と乗組員、海上保安庁や消防庁等の行政機関の対応には、官民の経済至上主義のいびつな構造さえ感じ、人の命の尊さをどう考えているのかと改めて考えさせられます。
「こどもの日」「母の日」から「父の日」(韓国では5月8日が「父母の日」)と続く季節で、わが子を亡くした親にとって、再び会うことのできない唯一無二の逝きし子は、かけがえのない命です。

わが国においても、列車の脱線事故やトンネルの天井落下事故等で多くの尊い人命を亡くしています。これらもある意味で管理運営や施工上の人的災害の一つでした。
私も、芸術文化を通じて、人々に心の豊かさをお届けしている会館の管理者として、事故や災害に対し人の命の重さを思うと、自身と職員・関係者の心構えと対応は、これで大丈夫かと問いかける日々です。

3月に当会館は、東日本大震災を教訓とした避難訓練コンサートを実施しました。たくさんのお客さんにご参加いただき、震災発生時のお客様及び職員等の初期行動の体現訓練でした。お客様の災害に対する意識の高さを感じると同時に、さまざまな課題が検証できました。今年度は10月12日に大ホールでの避難訓練コンサートを実施し、更なる検証をしていきたいと思っています。

東日本大災害からすでに三年が経ちました、赤ちゃんからお年寄りまで、一瞬にして命を奪われた大災害でした。たくさんの人々が同時に別れを経験し、深い悲しみが日本中を覆いました。
私たち一人一人が命を授かるには、両親がいて祖父母がいて、その祖父母にも両親がいます。これを二十回重ねるだけで百万人以上の先祖がいて、その命のつながりの中に私たちが存在します。つまり皆親戚みたいなものです。だから心が痛むのでしょう!

芸術の世界でも「生と死」「出会いと別れ」を題材とした多くの作品がありますが、この世に奇跡的に存在している私たちは、この命を尊いものとして、大切に過ごし、生きている存在と価値を自覚したいですね。
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