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【館長ブログ】知立出身の画家 安藤幹衛展によせて

パティオ池鯉鮒では、入会地ギャラリー展として定期的に美術展を行っております。多くの美術愛好家の皆さんがサークル活動等の成果を発表されております。
私は絵の芸術性が理解できるほどの者ではありませんが、十人の人間が同じモノを見ても、そこに十通りの美しさが存在し、その表現方法も十通りになります。それこそが“芸術”の根幹ではないかと思っております。
 
イギリスの画聖と言われたタナーのエピソードを読んだことがあります。タナーの『夕焼け』という作品を見て、天文学の権威ある博士が、「このような美しい夕焼けを、私は今まで見たことがない。このような夕焼けは、実際にはあり得ない!」と言うと、彼はこう答えました。「確かにおっしゃるとおりです。しかし博士、こんなきれいな夕焼けを一度は見てみたいと思いませんか?」
自分が思いめぐらす美しさを、現実を超えて、なお追い求め表現するところに芸術が存在する、とタナーは言っているのでした。
良い作品は理屈ではありません。心が感じるものだと思います。

昨年、パティオ池鯉鮒で『和田栄作と愛知の近代洋画展』を開催しました。多くの皆さんが、素晴らしい作品を堪能され、喜びの声を沢山いただきました。

今年は、知立市出身の画家『安藤幹衛展』を開催いたします。
本展は、安藤氏のメキシコをテーマとする作品群と、氏と交流の深かった郷土の画家、北川民次・伊藤髙義・竹田鎮三郎・伊藤昭蔵・永井忠雄らの作品を展示いたします。この機会に郷土の画家の力強い作品をお楽しみいただきたいと思います。
 ※ 展示期間 9月19日(木)~29日(日) 午前10時~午後5時
 ※ ギャラリートーク 9月19日(木) 午前10:30~11:00 永井忠雄[二科会評議員・中部支部支部長]、中山真一[郷土美術愛好家]
 ※ 場 所 パティオ池鯉鮒2階 ギャラリー
 ※ 入場無料

安藤幹衛氏は大正5年知立町に生まれ、昭和から平成の洋画家で、北川民次に師事し、メキシコの文化・歴史に惹かれ自らもメキシコに渡航し、メキシコの風景や人物の優れた作品を描き上げました。
メキシコの文化勲章といえるアラキ・アステカ勲章の授与を始め、総理大臣賞、中日文化賞などを受賞され、二科会の名誉理事として活躍されました。
身近の彼の作品としては、名古屋の地下鉄「久屋大通駅ホーム」に、メキシコの壁画が飾られています。栄方面へ出かけられた時には、是非、この壁画もご覧いただきたいと思います。



※写真・・・「久屋大通駅ホーム」の壁画
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