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民のためのまつりごと 【館長】

芸術・文化は“まつりごと”ですが、人びとが生活を営んでいく上で、コミュニティー形成や維持のための大切な役割を果たしています。人類のコミュニティーのあるところには祭りがあり、そこには、踊り、音楽、演劇などによる民の表現があります。それらの表現には、地球上のどこの地域の共同体についても決して偶然ではなく、何らかの必然、要となる機能と作用があるといわれます。
だからこそ、その時代の芸術・文化は、民に支持され、民の中で、民に育まれ認知されてきました。

政治もまた、民のための“まつりごと”ですが、今の政治は民のためのまつりごとをしているでしょうか?国民をないがしろにした政権争いがまつりごとになっていないか!
政権交代はすっかり色あせた感があります。2年半前、新政権は新しい政策を打ち出し、財政再建や社会保障についても様々な改革案がありました。しかし、そのほとんどが中途半端になって、改革案すらまとめられない状況です。

しかも、ここにおよんで党内分裂です!
政争に終始する政治家に、誰が何を期待したらいいのか!

鳩小屋や鶏小屋や、どじょうの池で野犬が一緒に住めるわけがないことを露呈した?新政権の政権公約を金科玉条のごとく捧げている一部の政治家によるまたしてもの反乱です。
考えてみれば現実的には、新たな出来事となる大震災、原発事故、そして欧州危機がわからなかったわけで、当時の青写真がそのまま通用するはずもないのは分かりきったことではないでしょうか。
鴨長明の『方丈記』で言うところの「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまることなし・・・」であります。

日本経済は長期間停滞し、国際経済と高齢化に伴う財政負担は重く、なおかつ大地震と原発事故も相まって、地域の疲弊も深刻です。状況を打開するために大胆な政策展開で流れが変わることを国民は期待しています。
しかし、重要政策になるほど、その変更が与える影響が大きく多様で、現実的に選択できる幅は限られてくる。政権を担当してみて、この現実に直面したのではないでしょうか。

直面する課題は、まずは財政赤字の緩和です。増税の必要性を分かりながら苦い薬は飲みたくないというのも、豊かさを享受した日本の現実でもあるのです。

財政赤字を旗印に、芸術文化活動が抑制されることも懸念されますが、芸術・文化は、その時その時の個々人の生活の営みの原動力でもあり到達点でもあります。それゆえ、いろいろな社会情勢の中で、新しい芸術・文化が生まれてくるのは自然の成り行きです。
だからこそ、人々はそれらに共感し、その夢・希望を信じ生活していくのでしょう。
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