【すたっふNOTE】これはあなたのもの 1943-ウクライナ

  • 2017/05/27(土) 12:20:55

こんにちはスタッフTです。
今回のスタッフノートは、6月4日に開催されます地人会新社第7回公演「これはあなたのもの1943-ウクライナ」をご紹介いたします。
この作品は、ロアルド・ホフマン氏という化学者がご自身の幼少期の体験を下敷きに書かれた戯曲ですが、本職ではノーベル化学賞を受賞されるほど超一流の研究者であるから驚きです。

そして、もっとも驚くべきことはその脚本の中にあります。本職の研究分野ではこれだけのの実績がある方ですから、その境遇は、誰もが教育が行き届いた環境と、それに取組むだけの家族の支えがあることを想像するかと思います。ところが、ホフマン氏の輝かしい実績とは全く正反対ともいえる過酷な状況、「戦争」という闇と唯一の救いといえる母親の存在だけが、幼き彼を取り囲む環境だったのです。

そのような環境に育ったホフマン氏が、この脚本に込めた思いというのは、セリフの一つ一つに濃厚につづられています。彼は作品の中ではエミールという名前が与えられています、演じるのは吉田栄作さんで、その母親役フリーダを八千草薫さんが演じます。親子二人はユダヤ人であり、ナチスの迫害を逃れるためウクライナ人オレスコ氏の屋根裏部屋にかくまわれていました。

舞台はこの幼少期のシーンと、エミールが成長して、妻と二人の子ども、そして年を取った母親とアメリカで暮らすシーンとを行ったり来たりしながら、親子の記憶を巡る葛藤、過去の忌まわしい出来事などが複雑に絡まり、舞台から私たちにたくさんのメッセージを送ります。

二つの世界大戦の教訓が、平和の重大さを説いた現代にあっても、いまだにテロや不穏な世界情勢がインターネットを通じて発信され、瞬時に受取る事ができる今の私たちにとって、このロアルド・ホフマン氏の渾身のメッセージは、あなたの心にどんな言葉を残してくれるだろう?
ぜひ、劇場で受け取ってください。

地人会(仮)表 HP

地人会新社第7回公演
これはあなたのもの 1943―ウクライナ
作:ロアルド・ホフマン 訳:川島慶子 演出:鵜山 仁
日時:2017年6月4日(日)  14:00開演
会場:かきつばたホール
詳細はHPへ

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知立まつり「山車文楽とからくり」 ユネスコ無形文化遺産登録後、初の上演

  • 2017/05/10(水) 09:22:39

先月末、【すたっふNOTE】にて知立まつりの事前予告をアップさせていただきましたが、今回は私から事後報告をさせていただきます。5月2、3日の両日、清々しい五月晴れのなか、多くの見物客を迎え入れて賑やかなうちに行われました。  
まつりは、一年おきに本祭り(ほんまつり)と間祭り(あいまつり)が行われ、今年は本来ならば間祭りのため「山車文楽・からくり」の上演は行われない年でありました。こうした情報は、市のホームページ等で発信はされていますが、一般の観光客の方には馴染みのないということもあって、せっかくお越しいただいたにも関わらず見られないといった、非常に心苦しい状況が予想されていました。まして昨年の12月に「山車文楽とからくり」がユネスコ無形文化遺産に登録後、初の祭りということもあって、関心が高くなっているからなおさらでありました。
しかし、オリンピック水泳選手によるインタビューでの名言フレーズのように「観光客に文楽・からくりを見せずに帰すわけにいかない!」といった、祭り関係者のなんとかしようとする心温かい決断により、西町の本祭り用の山車を使って特別に披露されました。保存会の皆様の英断には心より拍手を送りたいと思います。本当にお疲れ様でした。
当日は、昨年の不評でありました音響機器の問題もクリアされ、特設会場の西町公民館の駐車場は熱気で溢れんばかりの人だかりで、多くの見物人は江戸時代から伝承されている知立市の代表的な伝統芸能に見入っていました。来年は、本祭りで今年以上の人出が予想され、昨年は入場制限がされた経緯もあることから、何か一工夫が必要な状況であると率直な感じを受けました。こうした現象は、言うなれば祭りに対する嬉しい悲鳴であり、知立が元気な町である証しであると同時に誇りに思います。
なお、【すたっふNOTE】でも紹介させていただきましたが、パティオ池鯉鮒の恒例事業となっています「知立の山車文楽とからくり」保存会公演について改めて私からもPRさせていただきます。

○開催日:7月2日(日) 14時開演(13時30分開場)  
○場 所:パティオ池鯉鮒(知立文化会館)花しょうぶホール

大変に申し訳ございませんが、今回の公演は整理券の配布を予定しており、お一人様につき2枚までとさせていただきますのでご留意ください。配布につきましては、5月27日(土)の午前10時から行います。また、電話での予約も同日、午後1時より受け付けいたしますので、多くの皆様のお越しをお待ちしています。

宝
宝町人形連 傾城阿波の鳴戸 十郎兵衛住家の段

山
山町人形連 艶容女舞衣 酒屋の段

中新
中新町人形連 二人三番叟

本
本町人形連 伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段

西
西町唐繰師(知立からくり保存会) 一の谷合戦

※写真の掲載は出演順です