【すたっふNOTE】職員がおすすめする会館内の隠れた名所紹介 その①

  • 2013/02/24(日) 11:40:50

皆様こんにちは、スタッフのKです。皆さんにあまり知られていないパティオ池鯉鮒内の名所についてご紹介させていただきます。
今回は第1弾として施設の中でも一番大きなかきつばたホールの知られざる名所をご紹介させていただきます。
簡単にかきつばたホールをご説明しますと、間口(客席から見える舞台両側の壁までの幅)15m、奥行き(舞台の一番前から一番奥の壁までの長さ)も15m、舞台の高さ(舞台面と客席から見える舞台上の壁までの距離)8mのとても大きなホールで、定員は1,004名となっています。
このホールはご存じのとおり、円形で朱色をした場内(客席)がとても素敵ですが、私が思う一番の名所は3階客席のトイレです。私は男性用しか分かりませんが、大きなガラス張りになっており大変眺めがいいです。(開放的過ぎて逆にちょっと落ち着かない方がいらっしゃるかも知れませんが)雄大な気分でトイレをご利用いただけます。かきつばたホールを訪れた際には一度ご利用してみてください。

また、3階にはラウンジもあり(と言ってもちょっとしたスペースにソファがあるだけですが)ここからの景色も大変良く、天気の良い日に、ぼーっと遠くを眺めるには最適で、私のお気に入りです。
 パティオの中には、他にも、まだまだ知られていない隠れた名所や展示作品が各所にございます。施設をご利用の際には是非普段とは違う視点で施設内を探索してみてください。

また続編にご期待ください。

スタッフK

※写真上は「3階男性トイレからの眺め」
※写真下は「ラウンジからの風景」
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私たちは奇跡的存在【館長ブログ】

  • 2013/02/08(金) 10:31:40

最近、いじめ、体罰という問題がクローズアップされています。それらに対する理由付けはいろいろとされますが、基本的には人間の尊厳を損なう理不尽な行為にほかならず、許されることではないと思います。この世に「生」を授かっている私たちの存在はとても尊いものです!
  

5世紀頃成立した中国の大乗仏典といわれる『梵網経』のなかに、仏の世界からとらえた、とてつもなくダイナミックな思想が蓮華蔵世界観として示されています。
「海があり、そこに大きな蓮華が一つ咲いており、その蓮華の上面もまた海になっており、そこに小さな蓮華が無数に咲いており、その一つ一つの蓮華の上面もまた海になっており、その各中心に須弥山(しゅみせん)があり、仏さまはその上空におられるという。その小蓮華の海の四方に須弥四州という四つの大きな島があり、各島の周りには、それぞれ五百の小さな島がある。私たち人間や動物は、南の島にいる。」
この中では私たち人間や動物は、小さな存在ですが、その人間として「生」を受けたあり方を説いています。そこからは、そんな奇蹟と思われる私たち一人ひとりのここにいる尊さと、人間としてのありようを享受させてくれます。

井上ひさし作の『きらめく星座』の一場面です。
~日本が太平洋戦争へ傾斜する暗い時代、若い人妻がお腹の子を「こんな時代に生まれてきちゃいけない」と言って降ろそうとします。その時、突然一人の人物が語りはじめます。
「この宇宙には四千億の太陽と同じような星がある。平均して十個の惑星を引き連れているとすると約四兆個、そのなかに地球のように、ほどよい気温と豊かな水に恵まれた惑星は、たぶんいくつもない。だから地球のような惑星があること自体が奇蹟なのです。さらに水惑星だからといって生命が発生するとは限らないのに、あるとき小さな生命が誕生した。これも奇蹟なら、その小さな生命が数かぎりない試練を経て人間にまで至ったのも奇蹟の連続、その人間のなかにあなたがいる・・・いま生きているというだけでもうそれは奇蹟の中の奇蹟なのです。・・・ひとり一人の人間の命は尊重され、生きなければなりません。」~
米航空宇宙局(NASA)の発表ですから虚報ではないと思いますが、地球とウリ二つの星があの青空の彼方にあって、温度も適温、水の存在の可能性もあるという。ただし、行くのに新幹線のぞみで20億年かかるということであります。

二つの話は、共に壮大な宇宙の真理を説いており、その中で私たち人間は奇跡的に「生」を受けている。そのことに意義を感じ取ることの大切さを教えてくれているように思います。

演劇等芸術の世界では、~尊厳のある「生」~という哲学を、舞台化して私達に伝えてくれています! どうか、みなさんも劇場にきていただき舞台を介して、人の尊厳や人間愛を感じ取っていただきたいと思います。
パティオ池鯉鮒も、みなさんの心に何かを感じていただける芸術をお届けできるように頑張っていきたいと思います!