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【館長ブログ】お月見ジャズコンサート

暑中お見舞い申し上げます。
長雨の季節がようやく終わったかと思えば、今月8日は「立秋」。秋の気配が立ち始める頃ですが、最近はどの季節も暦とはかけ離れた気候となっており、日本独特の風情が薄らいできたように感じています。
まだまだ暑さは続くようです。くれぐれもご自愛ください。   

さて、今回は「お月見ジャズコンサート」の紹介です。当館のホールボランティア「パティオ・ウェーブ」が企画・運営する「ふれあいコンサート(ロビーコンサート)」の特別編です。
誰もが気軽に生演奏を楽しめる企画として定着してきた「ふれあいコンサート」としては191回目ですが、「お月見ジャズコンサート」は6回目となる屋外コンサートです。
「お月見」と言えば「中秋の名月 十五夜」の満月を思い浮かべますが、今年の公演は、十五夜の翌日の14日、真の満月の下での開催です。

今回の出演は 水野修平ビッグバンドです。リーダーの水野修平さんは、刈谷市生まれのピアニスト、作曲家、編曲家で、2016年から自己のオリジナル曲のみを演奏する世界的にも稀な「水野修平ビックバンド」を結成し、演奏活動をスタートしました。ベテラン、中堅、新進気鋭な若手のジャズだけでなくクラシック奏者まで幅広く多岐に渡るメンバーで活動しています。

仲秋の名月を背景に素敵な演奏会をお楽しみください。なお、雨天の場合は、花しょうぶホールに会場を移しますのでご了承ください。どちらの会場も、入場無料でどなたでも気軽にジャズをお楽しみいただけます。皆さまお誘い合わせの上、ご来場をお待ちしております。

0914お月見ジャズコンサートチラシ

第191回ふれあいコンサート特別編 「お月見ジャズコンサート」
日時:9月14日(土) 19:00開演
場所:光のパティオ(会館正面入り口前の中庭)
※雨天時は花しょうぶホール
入場無料
当日は椅子の数に限りがありますので、混雑した場合は立ち見となります。
※詳細はこちら
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【すたっふNOTE】世襲戦隊カゾクマンⅢ

こんにちは、スタッフのFです。
今日は8月11日に開催される演劇公演『世襲戦隊カゾクマンⅢ』を紹介します。
カゾクマンって何?という皆様のために、これまでのⅠとⅡのあらすじを~

【第一話】
「世襲戦隊カゾクマン」は代々ヒーローとして働いてきた一家である。
かつては多額の国家予算が投入され大活躍していたが、今では戦力も弱まり毎回自衛隊に救出される始末。更に長男夫婦は嫁姑問題、娘夫婦は子供のいじめ問題も抱えている。そんな中、宿敵怪人ミドラー一味に嫁を人質に取られ窮地に陥るが、力を合わせてなんとか救い出す。
嫁の妊娠も判明し、やっと一家に穏やかな時が訪れた。

【第二話】
実はカゾクマンと同じく世襲制度に苦しむミドラーにより、大切な跡取りである孫を誘拐される。国家レベルの策略にも追い打ちをかけられ、打つ手のないカゾクマン。伯母で元グリーンの地球防衛軍日本支部司令官や、寝返った怪人男前男の加勢により、危機一髪赤ん坊を取り戻した一家だったが、敵の苦悩を知り、長く続く戦いに疑問を持つのであった。

どうですか?
面白そうでしょう?
そして第三話の予告が~

【第三話 予告】
息子に代を譲り安堵する父レッドが、敵の策略により改造人間にされてしまう。
敵の配下となって襲い来る父に、家族はどう立ち向かうのか…
第三話「さようなら一郎!さようならカゾクマン!喪服の黒は俺たちには似合わない!」 乞うご期待!!

このあらすじを見て興味を持った皆さま、8/11は是非パティオ池鯉鮒にお越しください!

カゾクマンチラシ表

~公演情報~
パティオ演劇公演2019
プリエールプロデュース 
『世襲戦隊カゾクマンⅢ』
作・演出 田村孝裕(ONEOR8)

2019年8月11日(日)14:00開演(13:30開場)かきつばたホール

【キャスト】
山口良一(東京ボードヴィルショー)、熊谷真美、小浦一優(芋洗坂係長)、西山水木、田中真弓、岡田達也(劇団キャラメルボックス)、曽世海司(Sutudio Life)、塚原大助(ゴツプロ!)、上田桃子(文学座)、梨澤慧以子(張ち切れパンダ)
※詳細はこちら 

「バリアフリー演劇 ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち」の公演を終えて

7月旧暦では「文月(ふみづき、ふづき)」。書道の上達を祈って、短冊に歌や願い事などを書く七夕の行事にちなんだ呼び方だといわれています。
童謡・唱歌の『たなばたさま』に「五色の短冊 私が書いた」という歌詞がありますが、この五色というのは、中国の陰陽五行説や人の守るべき五徳に由来する色で、緑・赤・黄・白・黒をいい、今は黒ではなく「紫」が用いられているようです。
笹竹に短冊をつるして願い事をするようになったのは江戸時代からで、手習いごとをする人や、寺子屋で学ぶ子が、星に上達を願うようになったようです。
ということから、短冊には物質・経済的な願いごとではなく、上達や夢を綴ったほうがよいようです。

2019七夕

 当会館は、この地域における共生社会実現に向け、障がいのある方もない方も一緒に作品を鑑賞し、楽しんで頂けるよう過去より取り組んできており、鑑賞サポートのあり方や提供方法を試行錯誤し検討してきました。
そんな中、以前よりご縁のあった「東京演劇集団 風」と「バリアフリー演劇」に取り組むこととなりました。

「バリアフリー演劇」とは、目が見えない人たちや耳が聞こえない人たちと一緒にみんなで楽しめるように、セリフの字幕表示や音声ガイドを追加したり、更にシナリオや演出にも工夫を加えていこうとする新しい試みのことです。

さる5月26日 知立市手話言語条例公布特別企画として、知立市社会福祉協議会と共催し、知立障がいフォーラム「リングC」との連携により、「東京演劇集団 風」による『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』の公演を終えました。

今回の鑑賞サポートは、劇団と協同して取り組んだもので、4月の「すたっふNOTE」でお知らせしましたが、改めて次のとおりです。
聴覚にハンディをお持ちの方のために、上演中「舞台上での日本語字幕」と「手話通訳」視覚にハンディをお持ちの方のために、「音声ガイド」と「開演前と公演終了後に、実際の舞台装置や小道具、舞台衣装など触れて確認するバックステージツアー」という形で、それぞれ鑑賞サポートを実施いたしました。

鑑賞していただいた方々は、この地域に止まらず、遠くは関東、九州からもお越しいただきました。また、ハンディのある方も多く、白杖を利用している方、車イスの方、介助者の肩に手を掛けている方、補助犬同伴の方などさまざまでした。
鑑賞した方々からお褒めの言葉を頂き、大変好評を得たと感じておりますし、劇団さんからも「いいお客さんでよかった」という言葉をいただきました。

しかし、この公演の鑑賞サポートの充実度に引き換え、私ども劇場スタッフの「思いやりの心」の足りなさを実感させられた公演でもありました。
そんな場面の一つの例を紹介しますと、
エントランスロビーで開場したことを言葉でお知らせしていたところ、あるお客様(介助者)から「声だけだは理解できない人もいますよ。今言っていることを文字にして示してください。」とご指摘を頂き、早速対応させていただきました。また、ご指摘はなかったものの、終演後の駅までの送迎タクシーの口頭による案内も同様でした。この指摘をしていただいた方には、私どもに不足している点を気付かせていただきお礼申し上げます。ありがとうございました。

NPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク理事長の廣川麻子さんは、「劇場のサポートに対する理解が、障がい者の劇場へ行く気持ちを高める」とコメントしていらっしゃいます。(なお、今回の公演作品の制作協力者でもある廣川麻子さんは、公演当日も来館されており、ご挨拶させていただきました。)

劇場は、障がいの有無にかかわらず、同じ機会を提供するために必要な配慮をすべきで、不平等があってはなりません。バリア除去のための対策については可能な範囲で対応しなければならないと考えています。
そのためには、ご指摘を参考にするとかイメージするなどして、当会館のどこに問題がるのかを抽出し、対策を考える必要があります。われわれ健常者と呼ばれる層も、高齢者ともなれば視覚・聴覚に障がいを持つ可能性もあります。それぞれの立場に立った思いやりが必要です、当会館の鑑賞サポートがどこまでできるのか試行錯誤は続きます。
(参考図書:平成29年度全国劇場・音楽堂等アートマネジメント研修会報告書)

【すたっふNOTE】パティオDE夏休み2019 パティオアートフェスティバル

みなさんこんにちは、スタッフTです。本日は、夏休みにぴったりのファミリー向けイベント、パティオDE夏休み2019「パティオアートフェスティバル」を紹介します。

パティオでは毎年恒例の、子どもたちが1日遊べるお祭りです。おなじみの人形劇団むすび座による人形劇は、「あかちゃんゴリラのゴリゴリ」「紙であそぼう かみカミどり~む」の2本立て。その他、パティオでは初めて開催する、赤ちゃんとその保護者の方におすすめのベイビーシアター「MARIMO」や、小学生以上のお子様とご家族で楽しめる体験型シアター「魔法学校へようこそ」といった、お子様の年齢に合わせて親子で一緒に楽しめる作品が大集合です。これらのプロ公演ご観賞いただく方は、空いた時間にもれなくアマチュア人形劇や工作教室も好きなだけお楽しみいただけます。アマチュア公演だけのフリーパスチケットもあります。

また、8月3日、4日にはアートフェスティバルの関連ワークショップを開催します。知立市出身のダンサー・振付家・演出家の伊藤キムさんの「こどもおとなワークショップ」と、おなじく知立市出身の現代美術家・高木正臣さんの「みんなで描く巨大超蝶」では、おうちや学校ではなかなかできない、からだ全体を使ったアート体験が楽しめます。

夏休みの思い出づくりに、ご家族やお友達と一緒にぜひ足をお運びください。皆様のご来場をお待ちしております。

【公演情報】
パティオアートフェスティバル
日:7月27日(土) 時:10:00~15:30
会場:花しょうぶホールほか
★ご入場には、下記①②③のいずれかの公演チケット、もしくはアマチュア公演共通券(おひとり300円)が必要です。
★①②③の公演チケットはアマチュア公演共通券つき
詳細はこちら
アートフェスポスター用

①人形劇団むすび座「あかちゃんゴリラのゴリゴリ」
日:7月27日(土) 時:10:45開演(開場は開演の15分前)
会場:リハーサル室1
一般:1,000円 ペア1,800円 
むすび座あかちゃんゴリラのゴリゴリ
 
②ベイビーシアターMARIMO
日:7月27日(土) 時:11:00開演(30分前受付開始)
会場:リハーサル室2
一般:1,000円
詳細はこちら
アートフェスMARIMOおもて

③魔法学校へようこそ
日:7月27日(土) 時:14:00開演(30分前開場)
会場:花しょうぶホール
A・卒業試験(ワークショップ)付き入場券 1,000円
B・入場券 500円
詳細はこちら
魔法学校表HP

●関連ワークショップ
【こどもおとなワークショップ】
講師・伊藤キム(振付家・演出家・ダンサー)
日:8月3日(土) 時:10:30~12:00
会場:2Fギャラリー
一般:500円 
詳細はこちら

【みんなで描く巨大超蝶】
講師・高木正臣(現代美術家)
日:8月4日(日) 時:14:00~17:00
会場:2Fギャラリー
一般:500円 
詳細はこちら

キム・高木WS校了おもて-1

【館長ブログ】山車文楽・からくり保存会公演

6月22日は「夏至」。北半球では、太陽は最も高いところにあって一年中で昼が一番長い日です。
気象学上で夏といえば6月・7月・8月ですが、暦の上では立夏(5月6日)から立秋の前日(8月7日)までの約三ヶ月間の季節をいいます。この夏をさらに区分した「三夏」では、爽やかな暑さの「初夏」、梅雨どきの蒸し暑さの「仲夏」、炎暑の「晩夏」があり、今はまさに「仲夏」。ちょうど梅の実の熟れる頃で、これからひと月にわたる長雨の季節です。

 さて、今回は『知立の山車文楽とからくり保存会公演』についてです。
「知立の山車文楽とからくり」は、景行天皇(第12代・西暦71~130年)の頃の創建と伝えられる「知立神社」の祭礼に、江戸時代から奉納上演されてきたもので、大火や不作は神の怒りの所為との信仰から、神を諌めるという思いがあったようです。

「人形浄瑠璃(文楽)」は、全国各地で上演されていますが、知立では山車の上で上演するのが特徴で、この形態は他に例を見ないもので日本唯一ですので、言い換えれば、世界でも、当地「知立」のみで実施されるものです。
 また、「からくり」も、山車の上で語りや三味線(浄瑠璃)に合わせ、糸からくりだけで物語を演ずる全国的にも大変珍しいものです。
 
その歴史を遡りますと、承応2(1653)年 初の山車奉納が行われた様ですが、記録(中町祭礼帳)が残っている最古の上演は享保9(1724)年とのことです。
江戸幕府崩壊とともに取り止めとなりましたが、明治11(1878)年に再開し、明治中期までは、各町で一台の山車の上段で「からくり」、下段で「文楽」と両方を上演していたようです。
第2次世界大戦中は奉納が困難となりましたが、戦後 再開するも、昭和30年代に入り交通事情、災害(伊勢湾台風)で奉納中止となってしまいました。
昭和49(1974)年に山車5台体制が整い、昭和52(1977)年「山車文楽」が、その2年後に「からくり」も国の選択無形民俗文化財に指定され、平成2(1990)年3月に、「山車文楽」・「からくり」とも国の重要無形民俗文化財に指定されると、県内外での公演依頼が増加し、海外での公演も数を重ねることとなります。
平成12(2000)年 当会館が開館し、当市の歴史、文化、伝統など地域に根ざした文化活動の輪を広げ、伝統文化の継承と新たな文化創造の役割を担う場として、保存会の協力を得ながら、伝統芸能の人材育成・継承活動を積極的に支援しています。
平成18(2006)年 ユネスコ(国連教育科学文化機構)による無形文化遺産の保護に関する条例が発効されると、平成28(2016)年12月には「山・鉾・屋台行事」の一つとして「知立の山車文楽とからくり」が「ユネスコ無形文化遺産」に登録されました。

当会館では、2年に一度知立まつりで奉納される山車文楽とからくりを、おまつりさながらに舞台で山車のレプリカを使用して上演する「保存会公演」を毎年行っております。

昨年の公演鑑賞者の皆様からは、「伝統を守り継ぐ努力と根気を応援したい」「この伝統芸能が若い世代にしっかり引き継がれていくことを願っている」「演目前の解説で内容がよく分かった」「知立まつりになかなか行けないので公演を見ることができ幸せだった」などたくさんのご感想やご意見をいただきました。

今年の「知立の山車文楽とからくり」保存会公演は下記の日時で行います。
7月7日(日)14時開演
花しょうぶホール
全席自由席
入場無料
解説者:後藤静夫氏(京都市立芸術大学 名誉教授)
演目1 山町人形連
「寿式三番叟」 13:30~上演予定
演目2 本町人形連
「傾城阿波の鳴戸」順礼歌の段 13:55~上演予定
演目3 宝町人形連
「傾城阿波の鳴戸」十郎兵衛住家の段 14:30~上演予定
演目4 西町唐繰師
「平治合戦」 15:25~上演予定
演目5  中新町人形連
「伊達娘恋緋鹿子」火の見櫓の段 15:55~上演予定

今年は演目3と4の合間の途中休憩時に、文楽人形とふれあうコーナーがありますので、間近にふれあうチャンスです。知立が世界に誇る伝統の技を是非お楽しみください。
なお、残念ながら今回公演にお越しいただく事ができないみなさんには、11月にも屋外にあります山車を使った上演が予定されておりますので、今後の「山車文楽とからくり」に関するイベントにもご期待ください。

山車文楽保存会 HP

詳細はこちらhttp://www.patio-chiryu.com/event/syousai.html?s=4958
※11月のイベントは、市の広報誌・ホームページ、文化会館ホームページなどで後日詳細をお知らせいたします。