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【すたっふNOTE】ヘレン・ケラー

こんにちは。スタッフCです。
5月に公演する、バリアフリー演劇『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』をご紹介します。
この作品は、様々な舞台で表現されてきた、ヘレン・ケラーとアニー・サリバンの物語を東京演劇集団「風」が、人と人との繋がりの奇跡に祈りを込めて綴った出会いの物語です。

パティオは昨年、公演を鑑賞することに「見えない・見えにくい」「聞こえない・聞こえづらい」という面で障がいを感じておられる方にも他の方と一緒に公演を楽しんでいただけるような鑑賞サポートを、演劇の公演で試行しました。その時は、視覚と聴覚、それぞれ別の作品で試みましたが、今年は、ひとつの作品に両方の鑑賞サポートが付いた公演を実施します。

聴覚サポートとして舞台上に日本語字幕と舞台手話通訳を、視覚サポートとして貸出端末を使用した音声ガイドをご用意しました。また、開演前や終演後は、どなたでも舞台に上がって、本番と同じ装置や小道具を間近で見たり触ったりしていただくことができます。

この機会に、障がいのある人とない人が出会い、交流できる場としての劇場について、ご来場いただいた皆様と一緒に考えたいと思います。ぜひ、ご感想をお寄せください、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

ヘレンケラー 表

東京演劇集団「風」公演
知立市手話言語条例公布特別企画 バリアフリー演劇
『ヘレン・ケラー ~ひびき合うものたち』
5月26日(日)
13:30開場、14:00開始、17:00終了予定
◆14:00~14:30 開演前舞台説明
◆14:30~16:30 上演(途中休憩あり)
◆16:30~17:00 バックステージツアー

詳細はこちら
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パティオ建設に込めた思い②

花が咲き、鳥は歌い、空は青く澄み、爽やかな風が吹き、すべてのものが春の息吹に活き活きとなる季節です。
新入生、新入社員は希望と期待、少しの不安を胸に、新しい生活が始まります。
そして「御代替わり」4月30日に天皇陛下が退位され、5月1日に皇太子さまが新天皇に即位され、「平成」から新しい元号「令和」に変わります。

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今回は、2020年7月に開館20周年を迎える「パティオ池鯉鮒」がどのような構想のもとに建築されたのかについて、改めて過去を遡り探ってみました。
 
当時、市民の皆様からの「舞台芸術鑑賞や発表とともに、練習場所も兼ね備えた施設がほしい」「客席数300を超える大規模な催事の鑑賞(有料公演も含)や発表ができる施設がほしい」「地元伝統芸能である山車文楽・からくりの発展、継承のための拠点施設がほしい」という要望を受け、「第4次総合計画」で謳われた「活気あるみどりゆたかな交流のまち」のシンボルとしての「交流の場」にふさわしい「ゆったりと緑につつまれた森」をイメージし建設計画がまとめられたものです。

設計は1996(平成8)年に33社によるプロポーザルで選定され、翌年の実施設計に引き続き1998(平成10)年6月に建設工事に着工、2000(平成12)年3月に竣工しました。当時の建設工事費は用地費を含め総額約78億円 でしたが、その後「茶室」が新たに設置されました。設計にあたっては、自然環境を取り込み、四季の移ろいを感じることができる人と自然にやさしい環境を意識したもので、デザインは、西洋の小さな町をイメージし、施設全体を交流、創造、発表、運営の4つの機能に分け、それらをバリアーレスの回廊でつなぎ、中庭から中庭への移動空間を楽しむことができるもので、広がりのある空間を作り出しています。外観は、遠方から容易に認識できるシンプルで象徴的な形となっており、地域のシンボルとなる施設です。ガラス面で構成された共用部は、中庭を通してひとの活動が視覚化できる構造で、市民参加を促す場、地域の文化活動の拠点となっています。

敷地内に一歩足を踏み込めば、列植されたメタセコイアは清潔感があり、田園風景と一体となった外周植栽帯は、四季の移ろいを感じさせ、解放感に包まれています。エントランスホールに入ると、自然光が差し込む明るくゆったりとした空間が人を包み込みます。また、夜ともなれば「緑のパティオ」では孟宗竹、「光のパティオ」ではケヤキ、「駐車場」ではメタセコイアがライトアップされ、特に、「緑のパティオ」をエントランスホールから眺めると幻想的で素敵な景色が広がります。これは是非ご覧いただきたい景観です。

文化芸術を自由に創造し、享受することは、人々の生活に楽しみや潤い、精神的な豊かさや活力をもたらすと共に、人々をつなげ、連携させる力があります。私どもは、この施設を最大限活用し、建設当時の目指すべき役割を違えることなく、コミュニティづくりや多文化共生を促進し、歴史・文化・伝統など、地域に根ざした文化活動の輪を広げ、保存と伝承による新旧の芸術文化が息づくまちの実現と、芸術・文化活動を支える人材の発掘・養成と、活動のための体制を充実させ、事業を展開していくことに努めていかなければなりません。

ちょうどこの令和元年に、知立市では3月に改正された知立市文化芸術基本条例の趣旨に基づき、「文化芸術基本計画」を策定する事になっています。この計画では、文化芸術の効能や劇場・音楽堂ならびに市民・文化団体等が、文化芸術のみにとどまらず、社会課題やまちづくりなど知立市の発展に寄与するための具体的な施策が謳われることになろうと考えております。古くから続く当地の歴史・文化、そして先人たちの想いを辿りながら、未来を担う子どもたちが、将来に希望を持ち、自分たちが住む知立市に誇りが持てる、そのような未来像を描きながら、私どもも計画づくりにむけて提言して参りたいと思います。

【すたっふNOTE】三浦祐太朗コンサート

みなさんこんにちは、スタッフTです。
本日は、4月20日(土)に開催の「三浦祐太朗LIVE TOUR“47 MELODIES”」を紹介いたします。
有名俳優の父と、伝説的な元歌手の母という、日本を代表する二人を両親に持つ三浦祐太朗さん。自身のバンドでメジャーデビューした後は、音楽のみに留まらず、俳優やラジオパーソナリティー等幅広く活躍されている、今注目のアーティストです。今回のコンサートでは、実母の現役時代のヒット曲を中心に、バンド演奏とともに熱唱のライブをお届けします。
今回は三浦祐太朗さんにとって初となる47都道府県ツアーで、愛知での開催はパティオ池鯉鮒だけとなっています。ぜひ皆様お誘いあわせの上、足をお運びください。

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三浦祐太朗LIVE TOUR“47 MELODIES”
日:4月20日(土)
時:14:30開演(開場は開演の30分前)
会場:かきつばたホール
※チケット残りわずか
詳細はこちら

パティオ建設に込めた思い①

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる「彼岸」は、「春分の日」を中日として、その前後三日の計七日間で、今年の「入り」は3月18日で「明け」は24日です。
亡き先祖に感謝し、その霊をなぐさめ、自分も身をつつしみ極楽往生を願うという日本特有の仏教行事です。
太陽信仰と深いかかわりがあるようで、真東から上がって真西に沈む太陽を拝んで、阿弥陀如来が治める極楽浄土に思いをはせたのが起源とされ、「日の願(ひのがん)」から「彼岸」となったという説もあるようです。「春彼岸」と「秋彼岸」があり、春彼岸は種まきの季節で、その年の豊穣を祈る気持ちがつよく、秋彼岸は収穫に感謝する気持ちがつよいとされています。(季語と歳時記より)

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ここからは、2020年7月に開館20周年を迎える「パティオ池鯉鮒」に込めた建設当時の思いについてということで、まず今回は、当会館が担っている役割についてご紹介します。
知立市では、目指す地域社会を実現するために、まちづくりにおける最上位計画である「総合計画」で基本方針や目標(将来像)を定めており、ほぼ10年を計画期間とし、その満了時に逐次内容を見直し次の計画につなげています。
当市の文化活動の場が主に「中央公民館」であったS53年~H15(1978~2002)年度までの「第4次総合計画」では、21世紀の知立市のあるべき姿として「活気あるみどりゆたかな交流のまち」を掲げ、新たな施設となるこの「パティオ池鯉鮒」には、伝統文化も含めた文化芸術活動の発信と、目指すべき姿である「交流の場」となることが期待されていました。
従来の貸し館中心の考え方や規模・設備といったハード面にこだわることなく、市民の鑑賞事業、施設利用者の発表会、民間企業の講習会、練習、作業、相談、情報収集などのソフト事業を重視し、人が常に集まり、何かが行われ、何かが創り出されていくような交流の場、交流の拠点を目指すものでした。(新編知立市史6 資料編 近代・現代より)
このように、現在も問題視されている、いわゆる「箱もの行政」と呼ばれる利用形態を前提としない、地域のための劇場として最初から計画されたものです。
その後の「第5次総合計画」では、「文化芸術活動の推進によるまちづくり」が強調され、現在の「第6次総合計画」で、「市民参加により当会館が行う事業の充実と人材育成」が掲げられています。

このような役割を担い、開館後は、「顔なじみの文化」をスローガンに、市民参加型の舞台創造やシアターカレッジの開講、ホールボランティアとの連携を進め、2006年に指定管理運営となった以降は、「地域にねざす、したしみとにぎわいの会館」として、多様な芸術分野で幅広い年齢層を対象とした事業を展開しています。
公演事業においては、著名人公演にこだわらず、幅広い世代層を意識し、メッセージとテーマ性を持つこだわりの作品をバランスよく選定しており、地域における文化芸術の拠点として発信を続けています。
施設の利用状況も、リハーサル棟、ワーク棟では利用率が90%を超え、両ホールについても70%を超えるなど、年間約20万人のお客様を迎えています。
さらに、会館内だけに止まらず、市内の保育園、幼稚園、小中学校や近隣の特別支援学校に出向き「こどもアートふれあい事業」を進め、子どもたちが身近な場所で、生の舞台芸術を鑑賞・体験し身近に触れることで、文化芸術に親しみ、豊かな情操を養い、人として大切なコミュニケーション能力の向上に貢献しています。

今回からの2回シリーズのブログ通して、20周年を間近に控え、ともすれば時代の流れに伴って風化されてしまう、当会館の建設当時の想いや熱量を失わないよう、この文化会館の原点を振り返る事で、知立市ならびに指定管理者の(一財)ちりゅう芸術創造協会とで、その当時の想いや意識の継承と発展につなげて参りたいと思います。
次回は、建物の建築計画やデザインに込めた思いについてご紹介します。

【すたっふNOTE】松竹歌舞伎

みなさんこんにちはスタッフのHです。
まだまだ寒い日が続き外へ出かけるのを躊躇する今日この頃ですが、今回は春の暖かくなった頃に開催する「松竹大歌舞伎」についてご紹介いたします。

歌舞伎白鳳、幸四郎-口上

パティオ池鯉鮒では恒例となりました、松竹大歌舞伎公演ですが、今年の見どころは何と言っても、幸四郎改め松本白鸚さんと、染五郎改め松本幸四郎さんの襲名披露です。両名とも歌舞伎以外でも様々な活動をされており、TVなどでも露出の多い方々ですので、ご存じの方も沢山いらっしゃることと思います。お二人は一昨年の12月に37年ぶりに高麗屋三代同時襲名をされ、全国各地で襲名披露公演を行うなど、ますます精力的に活動されており、今回は残念ながら染五郎さんは来られませんが、白鸚さんと幸四郎さんの親子二代による上演は知立初登場となります。
演目は、華々しい襲名披露「口上」から始まり、高麗屋代々得意としている荒事の芸である、菅原伝授手習鑑より「車引」と「加茂堤」、舞踊の魅力あふれる「奴道成寺」と、歌舞伎の楽しさが存分に味わえる内容です。また、欲しい時にわかりやすい解説が入るイヤホンガイドでは、幕間に幸四郎さん自らクイズなどで盛り上げてくださるそうですので、初めて歌舞伎を観賞されるという方も、そうでない方も是非ご利用ください。沢山のご来場お待ちしております。

歌舞伎会館hp用

平成31年度(公社)全国公立文化施設協会主催 中央コース
松竹大歌舞伎
松本幸四郎改め二代目松本白 鸚
市川染五郎改め十代目松本幸四郎 襲名披露
日時:2019年4月9日(火) 14:00(13:30開場)
会場:かきつばたホール
チケット好評発売中
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